「冬休みアレンジ祭2021」に参加しました!

 あべしさん運営の毎年2回のイベント「アレンジ祭」に原曲として提出したものです。
簡単に言うと参加者各々が原曲を提出して、シャッフルされて誰かに届く、届いたのをアレンジする、というイベントです。

アレンジサイド

(時間指定済みです)

 かた三郎さん原曲「回想記・終幕」をアレンジさせていただきました。
原曲はとても穏やかなエンディング的な曲です。メロディーが複数同時に流れる箇所については普通に気づきませんでした_(:3」∠)_
 原曲の時点で1つの曲としてしっかりまとまっている感じを受けたので、曲のモチーフを摘出した後、曲のキャラと調律をガラリと変えてみました。
 アレンジはピアノソロ、6/16拍子、7平均律の急速なトッカータです。
実は最初は12平均律のD Dorian Scaleで書いてたのですが、最初から最後まで白鍵だけで書けたので、ならいっそのこと7平均律にしてしまえという流れで作りました。

そして、このアレンジは近現代クラシックに明らかなリスペクト元があって、アルベルト・ヒナステラ作曲「ピアノソナタ第1番 第4楽章」になります。近現代にしてはすごく聴きやすい曲だと思います。第4楽章に限れば。

原曲サイド

それで、今回僕が提出したのがこちらの曲です。

(時間指定済みです)

 タイトルと曲の内容を聴けばわかる人はわかりますが、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトごっこです。もっと言うとだいたいモーツァルトのピアノソナタ第6番ニ長調ですね。
 イベント自体がエンジョイ系(だと思う)なので、モーツァルトの5度とかそういう細かいオリジナルの技法は無視して、雰囲気だけ模範しました。展開はソナタ形式に準拠したつもりではありますが、1分30秒の尺の制限のせいで主調に戻れず下属調で終止してしまいましたw

 音色はヴァルターという古楽器ピアノのモデリングをした音色を使ってみました。ヴァルターはモーツァルト愛用のピアノです。

 実は、調律がA=422Hzかつシュニットガー音律という古典調律を採用しています。このイベントは原曲サイドは微分音の使用は禁止というレギュレーションですが、古典調律はOKみたいですね(?)

 こちらも顕著なリスペクト元があって、もちろんヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲の「ピアノソナタ第6番 ニ長調 第1楽章」を元ネタにして作りました。展開部の左手とかは少しモーツァルトの同曲第3楽章を参考にした部分もあります。

オマケ

原曲サイドの曲「Sonata in D major, K.63X」の楽譜です。
作ってから自分で少し自分で弾いてみて思ったんですけど、結構弾くの難しいかもしれない笑
自分で演奏するなりアレンジするなり、非商用の範囲でご自由にお使いください。

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