風と海と音楽理論

ポエムみたいなタイトルをページにつけたけど、そういうのじゃないっす笑
ただ、文章はわざと抽象的な書き方をしますけどね。

音楽って

 音楽って風みたいな存在ですよね、って思います。外を歩いてると風を浴びますけど、あの風って「何秒後になったら風向きがどっちの方角になって、風速が○○m/sで・・」みたいな予測ってできないじゃないですか。気象学の知識がある人がそこの環境のデータを採取すれば計算して予測できるかもしれないけど、ドンピシャで当たるわけじゃないし百発百中じゃないじゃないですか。
 音楽もそんなですよね、って思います。本当に気まぐれでとらえどころが無くて、すぐどっかに飛んで行ってしまうし。

 音楽って海みたいな存在ですよね、って思います。満ちて引いてという波の動きって音楽のいろんなところで使ってますよね。広くて大きくて、でも宇宙から海を眺めるとくっそ小さくて、ってのも音楽みたいですよね。

音楽理論って

 そういうふわふわして掴めない存在を「偉大な先人の感覚を頑張って文体化して少しでも掴んでやろう」というのが音楽理論だと僕は思うんですけど、それにしてもdiscordのDTMコミュニティとか見てると「音楽理論を極めれば作曲の達人になれる!」みたいに見える人が結構居てなんかね。そういう人たちってコード進行のこと話すのが大好きだとか僕は勝手に思ってる。
 そういう人ってとても頑張ってることには変わりないんですけど、僕から見ると左脳ばかり使ってるような感じがするんですよね。別に音楽って理論100点を目指すアカデミックな存在ではないと思いますし、そもそも芸術分野で知識ばかり蓄えて頭でっかちになるというのは相当危険だと思うんですよね。理論イラネという話には流石にならないけど。

 あと、自分がよく居る場所の風向きとか海の機嫌って理屈で考えなくてもこれからの変化が「なんとなくこうなるんじゃないかな」って感じで掴めることがありません?
 もっと身近な例だと雨が降る前って天気予報見なくてもなんとなくわかることがそこそこあると思うんですけど、そんな感じですかね。
 音楽もそんなもんじゃない?って思います。理論勉強するのもそこそこにして、もっと音を感じることや想像力を働かせること、体と脳に十二分な休憩を与えることが大切だと思いますよ。

おわりに

 どうしても音楽理論を勉強したいって人は管弦楽法と対位法を軽く勉強することをオススメします。
両方ともクラシック音楽の世界のものとか思われるかもしれませんが、ほぼ全てのジャンルに使える知識だと僕は思います。
 あと、アイディア出しに困らないためにも「寝ること」と「バカになる時間を確保すること」は怠らないほうがいいと思いますよ。

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